良いお年を!
美術館の2008年は、今日でおしまい。
take4が代表いたしまして、今年最後のブログをお届けします。
思い返せば、今年は「吉村作治のエジプト発掘40年展」のお正月開館に始まり、7つの企画展を開催。さらに所蔵品展・普及事業等も、「開館10周年」という節目の年にふさわしく、いつにも増して中身の濃ゆーい1年でした。それだけに非常に慌しくもあり、「なりふり構わず駆け抜けていった」という印象が強い・・・。
他のスタッフも、それぞれに様々な思い出がよぎっていることでしょう。
「開館10周年記念所蔵品展 アートの散歩道」は、今日でちょうど会期が折り返し。閉館後に、日本画の一部展示替えと、現代作品のメンテナンス作業を行いました(photo by yukinko)。
take4が展示替えしている間に、A-tashiさんはこちらのメンテナンス。大理石の台に水を張り、そこに舟の形をした木が5つ浮かんでいる小清水漸「舟・赤い」という立体作品は、毎週1回水換えを行う必要があります。これが当番制なので、毎回、各学芸員が閉館後に作業しています。作品は当然スタイリッシュな現代アートなんですが、この水換えはいたってアナログ・・・。
まずは、短く切ったホースと灯油用のポンプを使って、水を吸い出します。コツがつかめればスピーディーに吸い出せるのですが、慣れるまではなかなか難儀。そして水垢が付着しないように、タオルで綺麗に水分を拭き取ってから、バケツにたっぷり汲んだ新しい水(実物を見ると、そんなに大量の水が入っているようには見えませんが、これがなかなかの量なんです)を再び注いでいきます。ということで、普段は水交換までやって終わりですが、明日からしばらくはお休みに入ってしまいますので、今日は水抜き作業だけ。
何はともあれ、今年も暮れて行きます。美術館へ足を運んでくださった皆様はもちろん、館の運営・活動にご協力くださった多くの方々に感謝申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。新年は、2日から開館。ただし、2日と3日は「男鹿和雄展」のみご覧いただけます。4日からは通常通りの開館です。
では、皆様、よいお年を!

若冲の場合も、今や押しも押されもせぬスター&稼ぎ頭ですが、そもそも1970年代までは、日本国内ではほとんど学術的な評価はされていませんでした。ここまで有名になったのは、2000年に京都国立博物館で開催された大回顧展(↑写真はその時の図録)がきっかけ。この時は展覧会自体も、ものすごい反響でしたが、それ以降、古美術界に留まらず、あらゆる分野で取り上げられたことがやはり大きいでしょう(某歌姫のミュージックビデオや、お茶のペットボトルにも使われてましたねぇ)。


