愛媛県美術館のブログ

愛媛県美術館の日々の活動をちょっとずつ書き込んでいます。 美術館の事業準備状況、イベント報告、ある日の出来事などなど、美術館の活動を垣間見ていただけるように頑張ります。

2008年12月28日日曜日

良いお年を!

美術館の2008年は、今日でおしまい。
take4が代表いたしまして、今年最後のブログをお届けします。

思い返せば、今年は「吉村作治のエジプト発掘40年展」のお正月開館に始まり、7つの企画展を開催。さらに所蔵品展・普及事業等も、「開館10周年」という節目の年にふさわしく、いつにも増して中身の濃ゆーい1年でした。それだけに非常に慌しくもあり、「なりふり構わず駆け抜けていった」という印象が強い・・・。
他のスタッフも、それぞれに様々な思い出がよぎっていることでしょう。



今年最後の仕事。
「開館10周年記念所蔵品展 アートの散歩道」は、今日でちょうど会期が折り返し。閉館後に、日本画の一部展示替えと、現代作品のメンテナンス作業を行いました(photo by yukinko)。


take4が展示替えしている間に、A-tashiさんはこちらのメンテナンス。大理石の台に水を張り、そこに舟の形をした木が5つ浮かんでいる小清水漸「舟・赤い」という立体作品は、毎週1回水換えを行う必要があります。これが当番制なので、毎回、各学芸員が閉館後に作業しています。作品は当然スタイリッシュな現代アートなんですが、この水換えはいたってアナログ・・・。

まずは、短く切ったホースと灯油用のポンプを使って、水を吸い出します。コツがつかめればスピーディーに吸い出せるのですが、慣れるまではなかなか難儀。そして水垢が付着しないように、タオルで綺麗に水分を拭き取ってから、バケツにたっぷり汲んだ新しい水(実物を見ると、そんなに大量の水が入っているようには見えませんが、これがなかなかの量なんです)を再び注いでいきます。ということで、普段は水交換までやって終わりですが、明日からしばらくはお休みに入ってしまいますので、今日は水抜き作業だけ。

何はともあれ、今年も暮れて行きます。美術館へ足を運んでくださった皆様はもちろん、館の運営・活動にご協力くださった多くの方々に感謝申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。新年は、2日から開館。ただし、2日と3日は「男鹿和雄展」のみご覧いただけます。4日からは通常通りの開館です。

では、皆様、よいお年を!

2008年12月26日金曜日

6日も開いてます。

男鹿和雄展、大好評につき冬休み、休みなしで、当初は閉館の予定の6日(火)も臨時開館することが決まりました。ぜひご家族やお友達と、そしてお一人でもお楽しみください。今年は、28日(日)まで、来年は2日から開いていますよー。

男鹿さんの特別番組。

皆さん明日、12月27日の10:30~11:25、南海放送にて男鹿和雄さんの特別番組を再放送いたします。見逃してしまった方、もう一度ご覧になりたい方、ぜひぜひお見逃しなく!

2008年12月24日水曜日

カップルの日?!

  yukinkoです。本日、美術館ではなんと『男鹿和雄展』クリスマス・イヴ特別企画のため、「ナイト・ミュージアム」と題して、午後8時まで開館しております。イヴの夜は美術館で!なんてすばらしい~!!!
 と、その美術館スペシャル企画に対して、先ほど友人の学芸員i氏からメールが・・・。
「僕の村の掟で、クリスマス・イヴの夜は独身者は出歩いてはいけないことになっていますので、残念ながら本日はいけません・・・(泣)」
  違います!みなさん!クリスマス・イヴはカップルのための日ではありません!!家族で仲良く過ごす日ですよ~!!!!!(力・説)
  と、いうことで、ナイト・ミュージアム!午後8時まで開館しております!!お待ちしておりまーす!!

2008年12月23日火曜日

2008年12月23日(火・祝)15時

上の2枚は男鹿和雄展開催中の2階展示室入り口と、展示室内の写真です。

そしてこちらは、ほぼ同時刻の所蔵品展開催中の、1階展示室の写真です。

男鹿和雄展は展示点数も多いので、皆さん同時開催の展覧会、「開館10周年記念所蔵品展 アートの散歩道」(2月2日まで開催)にたどり着くことのないまま、帰ってしまう方がほとんどなのです。今回はこれまでの所蔵品展とは異なり、開館10周年を記念して、選びに選び抜いた作品を展示していますので、本当にもったいない・・・。

当館では男鹿展などの展覧会が終了した後でも、チケットの半券を持ってきていただければ、所蔵品展をご覧いただけます。ですからチケットはお財布の中に入れておいて、いつかみに来てください。

「フロア・レクチャー」から「汚れ」まで・・・

 本日男鹿展の「フロアレクチャー」開催しました。これは展覧会の担当者が、作品や作家についてお話をするものです。当館では以前は“ギャラリートーク”と呼んでいましたが、“talk”が「お互いに話す」という意味になるというので、“lecture”「講義」に変えたのです。
 美術館では“talk”の場もご用意しています。専門のボランティアさんたちがほぼ毎日、午後2時から所蔵品展で行っていますし、企画展によってはスペシャルプログラムもあります。
 そしてもちろん、お客様同士の作品についての“talk”も大歓迎です。ただ・・・大きな声を出すのはもちろんですが、作品の前でくしゃみをしたりして唾を飛ばさないでください・・・。大切な作品を直接傷つけてしまいます。実は毎日ケース磨きに明け暮れているのです・・・。唾って本当にしつこい汚れなんです~!

 汚れの話が出ましたが、写真の左手に見えているのは男鹿さんの作業机を再現したものです。置いてあるものについては、細部に至るまでかなり正確に再現されていて男鹿さんのお墨付きですが、汚れ具合が全然違うとのこと・・・長い年月をかけた汚れはもっと綺麗だそうです。

2008年12月21日日曜日

作品が呼ぶ

take4です。
今朝の新聞で、あの伊藤若冲(1716-1800)の屏風絵が発見されたという記事を見ました。
何でも北陸の民家で見つかったとか。ふむふむと、写真を見ると、「おーっ!あの作品か!?」とさらに驚き(ネットのニュースでも検索したところ、あちこちに出てましたが、ひとまず写真が大きく見られるこちらなどを参照)。
鯨と象を描いたこの奇抜な作品。一見すると、戦前の古い写真でしか確認されていなかった幻の作品そのもの。再発見が期待されていた作品の一つだったので、とうとう発見!?とビックリしました。
しかし・・・細部をよく見ると表現が違うところがあるので、どうやら別の作品のようです。ということは「新発見」になるわけで、それはそれで別の驚き。

展覧会の準備、あるいは特定の画家の研究を長くしていると、時に、追い求めていた作品、あるいはそれまで知られていなかった作品に「呼ばれる」ということがあります。幸いにもtake4も以前、遭遇したことがあります。
もちろんタイミング的にいろいろな偶然も重なってのことだとは思いますが、そこに至る背景には、地道な「種蒔き」が行われていたからです。調査だったり、様々な人たちと築いていった縁だったり。
特に新たに作品が発見されるのは、展覧会の開催がきっかけになる場合が多いです。

展覧会開催の意義や収穫というのは、例えばその会期中に何千人、何万人入ったとか、それだけでは片付けられないところがあります。その時の人数的な結果がそれほど芳しくなくても、内容が少なからず評価された展覧会であれば、会期終了後にもその印象は残り続け、ある時突然、新たな芽を出すことがある。そしてまた別の種を蒔く・・・。作品や作家の評価・価値というのは、そうやって時間をかけて出来上がっていくものです。


若冲の場合も、今や押しも押されもせぬスター&稼ぎ頭ですが、そもそも1970年代までは、日本国内ではほとんど学術的な評価はされていませんでした。ここまで有名になったのは、2000年に京都国立博物館で開催された大回顧展(↑写真はその時の図録)がきっかけ。この時は展覧会自体も、ものすごい反響でしたが、それ以降、古美術界に留まらず、あらゆる分野で取り上げられたことがやはり大きいでしょう(某歌姫のミュージックビデオや、お茶のペットボトルにも使われてましたねぇ)。

今回の大発見もそうした成果の上にあると思いますし、そしてまた、未来への新たな種を蒔いたに違いありません。
いやー、かつての若冲熱は一区切りした感はあるものの、こうやって度々ニュースになるのは、やはりすごいです。
ちなみにこの作品、現状は傷みがひどいので、修復をほどこして、来秋、MIHO MUSEUM(滋賀県)で改めてお披露目されるそうです。楽しみだ!

2008年12月20日土曜日

お出かけ中

当館所蔵の小林古径「郊野」(大正8年作)が、他館の展覧会への出品のため、先ほどお出かけしていきました。

●「いのちを線に描く―日本画家・小林古径」
  会場:佐野美術館(静岡県三島市)
  会期:平成21年1月5日(月)‐2月16日(月)
  
しなやかで緊張感ある線描、凛とした作風が魅力の古径。名品70点を堪能できる展覧会だそうです。お近くの方、どうぞご覧ください!

風物詩

美術館のある城山公園(堀之内)と伊予鉄・松山市駅前とをつなぐ「花園通」。イチョウ並木が連なる500メートルほどの通りです。

このストリートを約20万個のLEDイルミネーションで飾る「ひかりの花園プロムナード」というイベントが、今月13日から行われています(1月12日(月・祝)まで)。去年から始まったもので、今年2回目。松山の新たな冬の風物詩となりつつあります(詳しくはこちら)。

点灯時間は毎日17時から23時まで。美術館は18時半まで(「男鹿和雄展」は18時まで)開館しておりますので、夕方以降にご来館されるならば、お帰りの際に少し寄り道してみてはいかがでしょうか。

なお、24日のクリスマスイブは、「男鹿和雄展」は20時までオープンします。お相手のいる方は、どうぞ素敵なデートを。おひとり様の方も、点滅するイルミネーションをその瞳と心にともして、しっとり孤独に浸るのも、たまにはいいものです(・・・)。

先日、スタッフで忘年会をしたカフェも、通りが見下ろせるビルの2階にあるので、窓際の席はとってもロマンチックなのですよ。

2008年12月18日木曜日

滋賀県立琵琶湖博物館から

  yukinkoです。本日は博物館教育(※この場合は美術館も博物館に含まれます)のセミナーに参加のため、ここ滋賀県立琵琶湖博物館に来ています。滋賀県立琵琶湖博物館は博物館の教育活動の理論と実践について、いつもとても丁寧な取り組みをされていて、yukinko、学芸員になった当初から度々お邪魔して学ばせてもらっています。
 本日のセミナーは「博物館教育へのアプローチ」と題して、アメリカ、ジョージ・ワシントン大学教授のキャロル・スタップ先生から博物館教育の専門家=Museum Educator(ミュージアム・エデュケーター)の果たす役割や使命について、主に理論面のお話を中心に伺いました。教育普及を担当する学芸員の日々の活動は、主として実践を中心に展開されていきますが、今日のキャロル先生のお話は、その日々の実践をきちんと理論的に整理したもので、yukinko、お話を伺いながら、なんだかだんだん勇気が湧いてきました。最後に、キャロル先生から頂いたエデュケーターのプロフェッショナルであるための言葉をひとつ。
        「Reflective Practitioners(ふりかえりを忘れない実践者)であれ」
 yukinko、また、がんばります。
 

年末の仕事納め

ここ数年、美術館の年末を飾る一大行事は静かに行われています。それは、愛媛大学の『博物館学Ⅱ』の15コマの講義を担当することです。10時半から16時10分までを5日間(20日、24~27日)。学芸課の学芸員+主管課に行っている美術館学芸員の総勢10名で受け持ちます。
作品の収集について、展示、調査研究、作品の取り扱い、教育普及活動について、などなど・・・、美術館の実際の仕事内容について、お話していくことになります。

そこで、普及係も美術館において、美術館の普及活動についてを担当します。が、折角美術館が受け持つのだから、体験していただきましょうということで、実際に対話型鑑賞法や、制作、美術館探検をしてもらったりしています。
で、今年も60名を越える参加者に何をしてもらうか?と頭を悩ませ・・・、考えました!
60数名を3班に分け、1時限毎に入れ替え、①対話型鑑賞法の体験、②普及活動の準備作業の補助、③収蔵庫清掃。よって、当日は、汚れてもよい作業服で美術館に集まってもらうことになるでしょう。


そして、a-tashiとmiさんは、普及活動の準備作業補助の担当に当たるため、その下準備を今から始めています。そのため、近くの手芸屋さんに買出しに出かけ、自宅からミシンを持参し、丸二日をかけて縫い進めていました。やっと、全容が・・・。しかし、これは25日の活動後にご報告するとして。
現在美術館アトリエの前に黒板ペンキを塗ったブロックでの積み木遊びができる空間「アトリエひろば」が近々生まれ変わる!とだけお伝えしておきます。

続男鹿展ラジオ情報

 男鹿和雄展の会期中毎日、展覧会情報をラジオでお伝えしている話を以前しましたが、来週から年末にかけてはスペシャル版です。
 男鹿さんと東京のデザイン学校時代に同級生で、現在エヒメデザイン協会の会長として様々な活動をされている、山内敏功さんのインタビューなのです。
 12月21日(日)~26日(金)、そして29日(月)、30日(火)の合計8日間、朝8:50分から5分間です。
 昔から現在までのいろいろなエピソードが聞けるはずです!

2008年12月17日水曜日

男鹿展3万人。

 本日男鹿和雄展の入場者が3万人となり、晴れて3万人目となったお客様に当館館長より記念品をお渡ししました。報道カメラがたくさんあり、なかなか良い写真は撮れませんでしたが、雰囲気だけでもお伝えしますね。

 お蔭様で大変好評のこの展覧会は、特に日曜日にはお客様に、ご入場までお待ちいただくような状況になっております。それでも冬休み前は、まだまだゆっくりご覧いただけますので、ぜひお早めにお越しください。お待ちしております。

2008年12月16日火曜日

もういっちょ

take4です。
いよいよ年の瀬です。take4は見逃してしまったのですが、yukinkoさんによれば、一昨日の大河ドラマ『篤姫』最終話の中で、篤姫が「八犬伝」を読んでいるシーンがあったそうです。何だか因縁を感じます。
実はこのエピソード、take4は何故かすでに知っていたのですが、いつどこで見たのかが思い出せず・・・デジャヴ??あるいは単に歳による物忘れ??どなたかご教示ください・・・。

そんな前振りはさておき。
来年12月の企画展の準備に入ったことは、すでにお話した通り(こちら)ですが、それに加えてもういっちょ、4月スタートの企画展の担当にもなっています。boxyさん担当の「畦地梅太郎展」(2/14~3/29)の準備も大詰めを迎えているところですが(おそらく数日以内にポスター・チラシが完成予定ですので、boxyさんより改めてお知らせがあると思いますが)、容赦なく、その次もすぐに控えている状況です。

こちらも詳細はまだお話できませんが、江戸時代の非常に著名なある書家の名品展です。

展示の核になる部分は、すでに夏頃には決まっていたので、あとは、より美味しい肉付けをしていくという段階です。今日もひたすら、あちこちのご所蔵家の方々に、お電話をかけ、あるいはお願いのお手紙をしたため・・・という地味ーな、でも乗り越えなければ一向に先へは進まない、大事な関門を突き進んでいるところです。今のところ感触は良く、おかげで旨味のあるお肉が仕入れられそうです・・・が、気は抜けません。年末年始を挟むので、極力前倒しで動いていかないと・・・ということもあり、交渉事については、クリスマス頃までに一気に目処を付けたい所存です。

当館での本格的な書の企画展は、2002年の「村上三島展」以来、7年ぶり。2月下旬には告知・前売り開始予定です。書道ファンの皆様、もうしばらくお待ちください!

2008年12月15日月曜日

師走といえば・・・





巷では忘年会の季節。
というわけで、昨夜は美術館スタッフも忘年会でした。
会場はボサノヴァの流れる素敵なカフェ。そして、今年は美術館の新館がオープンして10周年ということで、記念ケーキを用意してもらい、館長、名誉館長に入刀していただきました。
これからも元気な美術館でありたいものです。

2008年12月14日日曜日

「背景と品格」


 昨日の13日、男鹿和雄さんを始め、和紙彫塑家の内海清美さん、舞台美術家の土屋茂昭さん、舞台照明家の藤井輝さん、そしてエヒメデザイン協会会長の山内敏功さんによるシンポジウム「背景と品格」が開催されました。実は皆さん今はそれぞれの舞台で活躍されていますが、元々40年前の東京のデザイン学校の同級生であり、内海さんがその先生なのです。気心の知れた仲間同士での会話はとてもおもしろく、また男鹿さんが蜘蛛について熱く語ってくれました。

 蜘蛛の巣に蝶が引っかかった瞬間を偶然見て、その後蝶を糸でぐるぐる巻きにする蜘蛛の動きのすばやさに感動して、その後枯葉を蝶に見立てていろいろ実験して蜘蛛の反応を観察中なのだそうです。いつかは蜘蛛が間違えて糸で葉っぱをぐるぐる巻きにしてしまう日を待ちながら・・・(笑)。男鹿さんが散歩しながら日々いろいろな新しい発見をしている様子がよく分かりました。

2008年12月12日金曜日

山への想い

 yukinkoです。本日は、来年の2月14日(土)から始まる展覧会『畦地梅太郎展~山のいのち、人のぬくもり~』の担当学芸員boxyさんと、会期中、毎週日曜日に開催予定の対話型鑑賞プログラム「ヤッホー!!山男トーク(仮称)」に使うトーク作品についての打ち合わせを行っています。
 畦地梅太郎(あぜちうめたろう・1902~1999)は、山や山男を主題にした「山の版画家」として親しまれている、愛媛県二名村(現・宇和島市三間町)出身の版画家です。山を愛し、自ら山を歩く人でもあった畦地の作品は、木版ならではの素朴さの中に何気ない日常の情景や自然への慈しみをたたえて、今なお多くの人々を魅了しています。
 美術館では以前にも、畦地梅太郎ら様々な作家が描いた「山」をテーマにしたミニ展覧会を開催しましたが、その時にも、地元、石鎚山(いしづちさん)への想いをはじめとして来館されたみなさんの心の中の、たくさんの「山への想い」を聴かせていただく機会を得ました。
 今回の展覧会でも、またうれしい出会いがあることをスタッフ一同、心待ちにしながら・・・・2月のオープンに向けて、がんばります。  

2008年12月11日木曜日

小春日和

  yukinkoです。昨日今日と、美術館のあるここ四国・松山はお天気にめぐまれ、日中もなんだかポカポカと暖かい小春日和になりました。
 a-tashiさんからのレポートにもありましたが、朝晩の冷え込みでよりいっそう色づいた美術館中庭のツタも、今がとっても見ごろです。 (毎日、マイカメラを片手に熱心に撮影しておられる方の姿をよく見かけます)
  ・・・それから、同じような小春日和の先日、ようやく、というか本当にやっと、a-tashiさんとtake4さんの八犬伝チーム3人で、同じチームメンバーだったnさんのお墓参りに行くことが出来ました。よく晴れた、海の凪いだ穏やかな日でした。
 昨日のtake4さんの報告にもありましたが、来年の今頃、私yukinkoもまた、take4さんと同じチームで『○○・○○展(※すみません。詳細はまだヒ・ミ・ツ、だそうです)』に取り組む予定です。思えばこういう○○関係の展示は、nさんと一緒に仕事を始めて以来、とても縁があります。(yukinko、その影響でまるでスターのサイン帖のごとく、「マイ御朱印帖」を持っています。エッヘン。)
 さて『○○・○○展(最後までヒミツ厳守!だ、そうです)』。また、どんな縁を結ぶのでしょうか。楽しみです。

2008年12月10日水曜日

鬼が笑う師走

take4です。
本日は、四国内某地へ出張に出ていました。
ちょうど1年後、来年12月オープンの展覧会に向けての準備が、本格的に始動しまして、その出品交渉です。企画会社の方と一緒に、ご所蔵家の方へご挨拶&趣旨説明。1日で3ヶ所・・・疲れました。

「もうそんな先の準備してるの?」と思われるかも知れませんが、ほうぼうからお借りする場合の展覧会の準備としては、1年前というのは、結構ギリギリのスタート。
まだ諸事情により、詳細はお話できないのですが、日本各地から100点以上の作品を集めるべく、現在鋭意準備中です。
四国内にも稀少かつ重要な作品があるため、地元開催という立場上、同行することになったのであります。

             ↑ 今日の交渉先の一つ。これ以上は、まだヒ・ミ・ツ。

3ヶ所とも、車じゃないと行けない場所ばかり。しかも、日没の非常に早い季節ですから、明るいうちに回らないといけないので、まだ日の出前に自宅を発ち、JRに2時間以上揺られて・・・企画会社の担当者さんとの最初の待ち合わせ場所へ。レンタカーを借りて、効率良く回れるようにルートを確認して、いざスタート。午前中にまず1件。


各場所の移動距離&時間が結構かかるので、お昼もスピーディーに!ということで、写真のもの(どの地域かバレバレですが・・・)を食す。

ご存知の通り(?)この手のお店が至るところに点在しているので、せっかくの名物、食べ比べてみようということになり、ルート上にあった有名店を2軒ハシゴ(でも30分以内で2軒制覇!さすがセルフ!)。昨日までの極寒が一転、今日は比較的良い日和でしたが、熱々が冷えた身にしみる・・・。


さて、肝心の交渉のほうですが、3ヶ所とも皆さん初対面にも関わらず、気さくにお話をしていただき、快くご承諾くださいました。ひとまず第一関門突破。
この後、年明け2月頃までには、全出品作品が確定します。
実は愛媛では初めてとなる、著名なある2人の豪華共演展(共演という点では四国でも初の開催です)ですので、どうぞご期待ください。
春が来る頃には、内容もお知らせできるかと思います!


2008年12月8日月曜日

隣の芝生

take4です。
今年も残り3週間あまり。毎年のことですが、早いですねぇ・・・。

このブログもHPリニューアルとともに5月に立ち上がり、早7ヶ月。「最低1日1ブログ」を目標に、鮮度重視の「生」の動きをお伝えすべく、やってきました。
最近は、他館の知り合いの学芸員さん(あるいは初対面の人でも)に、「ブログ見てるよー」と言われることも多く、うれしく思うことしきり。

で、ふと他館の様子はどうなんだろうと、調べてみました。
HP内にブログを開設している所は、思ったほど多くなくて、意外な結果でした(企画展開催時にのみ特設ブログを設けている所もありますが、これは省きました)。ブログという形式でなくても、HP内に随時更新のトピックスページがあったりする所も多いですしね。

さて、北から南までざざーっと覗いた結果、主だったものを拾ってみると・・・。
 ・青森県立美術館
 ・埼玉県立歴史と民俗の博物館
 ・東京都現代美術館
 ・東京都写真美術館 →展覧会準備の過程を丁寧に紹介されていてすばらしい。
 ・世田谷美術館
 ・川崎市市民ミュージアム →館長さんブログもあり。   
 ・静岡アートギャラリー
 ・長野県信濃美術館
 ・愛知県美術館 →1ネタ当たりの情報量の多さに感心。
 ・金沢21世紀美術館 →ポッドキャスト(ダウンロード配信)型。さすが先端を行く現代美術館!
 ・大津市歴史博物館
 ・神戸ファッション美術館
 ・和歌山県立博物館
 ・岡山市立オリエント美術館
 ・島根県立美術館
 ・島根県立石見美術館
 ・浜田市世界こども美術館
 ・高知県立美術館 →淡々とした日記調なのが、かえってリアルな日常を感じます。
 ・熊本市現代美術館 

あと、以前なら考えられなかったことかもしれませんが、著名な超老舗の私立館もブログを開設して、しかもかなりフランクなお話をされているのに、驚きと新鮮さが。これもご時勢なんでしょうね(実はtake4、愛媛に勤める以前は、某・老舗私立館に居りましたので、なおさら実感します)。
 ・逸翁美術館(大阪) →現在、新展示室建設・移転に向けて休館中ですが、移転の様子を「引越しブログ」として紹介。
 ・正木美術館(大阪) →既に終了した特別展のブログですが、学芸員さん個人のお立場からの裏話満載でビックリしました。

HP運営だけでも結構な手間ですが、鮮度が命のブログならばなおさら。でも、やはり更新し続けてこそのモノですしね。こういうこまめな情報発信が、美術館・博物館の存在や活動を身近に感じてもらえる訳ですから。魅力的な内容にするには、当然、個々のスタッフの継続力(ネタ集め)と文才?に大きく左右されるところは否めません。われらが「び~ぶろ」も、ペースとテンションを落とさないように、今後も継続していきたいと思います。

最後に、愛媛県内の他館のおすすめブログもご紹介。皆さん、頑張っておられます!
 ・愛媛県歴史文化博物館
 ・松山市考古館
 ・久万美術館
 ・久万高原天体観測館
 ・伊丹十三記念館
 ・道後ぎやまんの庭

2008年12月7日日曜日

遅ればせながら、展示しました!

先日、11月30日の開館記念日に行った小清水漸先生によるワークショップ「みんなの作業台」で創った作業台を先ほど新館エントランスに展示しました!
生木を使っていたので、燻蒸(殺虫作業)してました!  大変太い脚や飾りもついているので、想像以上に重たかったですが、4人でエッチラオッチラと運び、やっと設置しました! 皆さま、じっくりとご鑑賞ください。

やっぱり、アトリエの雑然とした中で見るのとは異なり、作品!という面構えをしていませんか?
愛媛の自然木(桜、柿、楠、蜜柑、・・・・・)と様々な木で創られています。 木肌の違いなど、是非お近くで見てくださいね! 
折角なので、木肌の違いをそっと触っていただくのはOKにしたいと思っていますが、あくまでもそっと触ってくださいね。先にも書きましたが、a-tashiたちも手伝ったため、ちょっとグラつきがあります。
ちなみに、展示している傍、展示室「アートの散歩道」では、小清水漸氏の作品も展示されています! 当然のことながら、展示室の中はお手を触れないようにお願いします!

正面入り口から中庭を眺め左奥の企画展示室の入り口に設置しました。ちょっと壁の陰になる場所ですが、ゆっくりと対面していただけると思います。どうぞ、顔を覗きにお立ち寄りくださいね。
※2階「男鹿和雄展」の入場券で、1階「アートの散歩道」をご鑑賞いただけます。

衣替え

いつまでも暑い日が続きますねぇ~とつい先日まで云っていたにも関わらず、今や会う人、逢う人に寒いねぇ~と云わなければならなくなりました。

先日、yukinkoさんが堀之内の銀杏の紅葉をご紹介していましたが、美術館の中庭でも見事な紅葉を発見。気づく人は居るもので、本日午前11時にして3人目の撮影者を発見。
先日も、三脚を持ち込み、木肌に絡みついた蔦の紅葉を撮られている方が居られました。今日は、この方の前にも女性お二人が空を仰ぎ撮影されていました。今日は、久しぶりに青空が広がっていますものね?!

と、このように美術館の周辺も紅葉して衣替えをしているということで、年末を控え、美術館も多少衣替えを行いました!
この下の写真。何だと思われるでしょう?!  ヒントは、5年前。

参加された方も居られるやも知れませんが、2003年の公開制作で作られた試作です。木版リトグラフという技法で制作されている佐竹邦子氏によるものです。この公開制作時、a-tashiは異動で美術館には居なかったのですが、大きなベニヤ板に描き、その上にインクをのせ、紙を置き、みんなで足で踏んで刷ったという参加型の公開制作を行った時のものです。で、この作品をどこに飾ったかというと・・・・。

そうです! 南館の入り口、斜め上です。大きなヒントも写真に写りこんでいますから、発見していただけるかな? 

2008年12月4日木曜日

ちいさき鳥

       『金色(こんじき)の小さき鳥の形して いちょうちるなり夕日の丘に』

  これは、小学校の教科書にも載っている与謝野晶子の歌ですが、美術館のある堀之内公園の周りは今、この「ちいさき鳥」で空も地面も金色に染まっています。  現在、開催中の「男鹿和雄展」では、深い緑の森がみなさんをお待ちしていますが、展覧会観覧後は、この金色に染まった晩秋の堀之内公園の散策もどうぞお楽しみください。とても素敵ですよ。

2008年12月1日月曜日

てしごと市で縁結び












すでにブログでアップされているように、昨日は、開館記念日としてさまざまなイベントが美術館のあちこちで催されました。

今日は、「てしごと市」の様子を報告します。
前日の不安定な天候をよそに、風もない青空の下、手づくり品の販売やワークショップを実施する23店が前庭に並びました。
個々のお店には、この日のために準備してきたこだわりの作品(商品)が所狭しと並べられ、行き交う通行者の足を止めていました。
手織りのマフラー、陶器、アクセサリー、バッグ、ノート、人形、木製のスプーン、写真、日傘、プリントTシャツ、和布小物etc. 心奪われるものでいっぱいでした。
また、更紗染めや銅板での折り紙、ピンホール写真の体験ができるお店もあり、つくる楽しみも味わっていかれる方もいました。

手づくりの品を手に「これも何かの縁ね。」と購入される方。
ものとの出会い、作り手と買い手の出会い、この縁がいいもの(作品)につながっていくことを願います。

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