散る桜 残る桜も 散る桜
本日のタイトルは、良寛辞世の句より。
というわけで、良寛展、先ほどついに閉幕しました。
ゴールデンウィーク以降は新型インフルエンザの影響も懸念されましたが、昨日・今日は会期中で最も多くの方にお越しいただき、有終の美を飾ることができました。ありがとうございました。
一点一点立ち止まって熱心にご覧になられる多くの方の姿が印象的で、改めて良寛書の「引きの強さ」を実感した次第です。
愛媛県美術館の日々の活動をちょっとずつ書き込んでいます。 美術館の事業準備状況、イベント報告、ある日の出来事などなど、美術館の活動を垣間見ていただけるように頑張ります。
本日のタイトルは、良寛辞世の句より。
yukinkoです。バトンレースは昔からあまり得意ではないのですが、そろそろリレー会場の定位置につかなければならない時期がやって来ました。今まで「まだまだ、あの辺か~」とトラックを走っているtake4さんをヨユーのヨシコで見つめていたyukinkoですが、気がつけば、もうすぐそこまでバトンがせまってきている模様。う~ん、こうなると否応なしにどんどん緊張感が高まってきます。(あ、でもyukinko、緊張感って結構好きです。本番前、ビリビリ高まってくるあの感じがたまりませ~ん。←変。)
yukinkoです。本日は休館日ですが、いろいろと近づいて来る展覧会の準備のため美術館3階にある事務室でせっせせっせと作業をしています。さて、下の写真の資料は何か?といいますと・・・
yukinkoです。今日は第二弾目のブログです。実は、本日午後17:00頃、ついに次回展覧会「こどものとも絵本原画展」の作品が美術館に入ってきました~!!しかし、本格的な作業は実は明日から。
唐突ですが。
take4です。







アレレ・・・?さっきとは全然雰囲気が違う。しかも面白いのは、ともに実際に良寛と親交のあった絵師が描いていることです。
左は秋田の四条派画家・三森九木(みつもり・きゅうぼく)という絵師によるもの(「手まりの図」部分、燕市分水良寛史料館蔵。不出品)。カットしてますがこの像の左には良寛直筆の和歌が添えられています。何ともまあ・・・ふっくらしてますね(笑)。でも「子どもと遊ぶやさしい良寛さん」のイメージはよく出ています。
take4です。
ということで、特に現場(展示室)に居る時間が最も長い展示案内員さんたちを中心に、警備員さん、清掃スタッフさんには、異常(温湿度の激変、虫・カビ等の発生)があれば、すぐにtake4やA-tashiさんに連絡をしてもらうと同時に、上のような記録用紙を渡しています。いつ、どこで、誰が発見したか。また発見時の状況(虫の種類や生死、周囲の被害状況)などを書き込んでもらい、さらに、捕獲可能であれば捕まえて、袋などに入れて添付してもらいます(開封してからのお楽しみ・・・)。
この用紙が届いたら、現場も確認して、『文化財害虫事典』で虫の特定作業。今後被害が拡大するような恐れがあれば、当然何らかの措置(ex.緊急燻蒸)を取る必要も生じえます。
4月下旬くらいから、数日おきに、この用紙がtake4の机上に届けられるようになりました(笑)。
今年もいよいよ「かもし」シーズン到来!一層、気を引き締めないと。
これから暑くなってくると、エントランスのベンチに腰掛けた時に、ついつい(あるいは無意識に)ペットボトルのお茶を飲みたくなる・・・かもしれません。しかし、これが危険の素。余計な水分、あるいは食べこぼしは、虫やカビたちの美味しい栄養となってしまいます。展示室の中は当然ですが、そこに直結しているエントランスや展望ロビーといったオープンスペースの時点から、こうした虫の侵入経路やカビの発生源を極力シャットダウンしておかないと、意味も効果もありません。
なので当館も新館については、展示室内はもちろんですが、エントランスや展望ロビーも、飲食については一切をお断りしています。お見かけした場合は、スタッフがお声掛けさせていただいていますので、よろしくご協力ください。
のどが渇いたので、ちょっとお茶したいなぁ・・・という時は、新館西側のレストランもしくは、レストラン&南館の入口脇に設置してある自動販売機(前庭や中庭その他館外にはベンチもたくさんあります)をご利用くださいね。なお、南館のエントランスのほうは飲食可能ですので、そちらもご利用いただけます。
また、飲食物ではなくても、生花や濡れた傘なども、飲食物同様に温湿度の変化や虫・カビの発生を助長するものということで、新館への持込はご遠慮いただいています。傘は正面入口すぐの傘立にお預けください。生花は南館のふれあいアートセンターでお預かりしております。
快適な美術館づくりには、来館される皆さまのお手伝いが必要な場合があります。
何卒、ご了解の上、ご協力お願いできればと思います m(_ _)m
木村家所蔵の良寛遺墨は、平成17年に東京と大阪で初めてまとまって一般に公開されて以後、毎年1回のペースで全国を巡回して公開されています。一昨年は、若き日の修行の地・倉敷、昨年は故郷新潟のおとなり富山で展示されました。
中国唐代の禅僧・趙州(じょうしゅう:778-897)和尚の『十二時歌』という詩を書いたもので、数ある良寛草書の中でも最高傑作の一つと言われています。木村家に身を寄せる以前、まだ国上(くがみ)山中の乙子(おとご)神社脇の草庵で暮らしていた65歳頃の作とされます。
木村家時代の書は、最晩年の円熟の境地を示す、神々しいまでの落ち着きと気品を放っているのに対し、この屏風が書かれた「乙子時代」と言われる時期は、良寛の生涯でも最も脂の乗った充実期で、自由闊達でくもりのない生き生きとした筆致が魅力です。この『十二時歌』屏風も、白い紙の上で、点と線とが踊り跳ねるようにリズミカルに配置され、「文字」を見ているというよりも、現代の抽象芸術を見ているような、不思議な感覚になってきます。「読めなかろうが、そんなの関係ねぇ!」といわんばかりの良寛のみなぎる自信と集中力・技術とが見事に昇華していると思います。これまでほとんど一般には公開されることのなかった作品なので、保存状態も抜群に良く、紙の地の白さと黒々とした墨色との対比(あるいは調和)が絶妙かつ爽快です。
・・・と、ここまで言葉をいくら尽くしても、名品の素晴らしさを伝え切ることは不可能です。もちろん、なるべくそれを的確な言葉に置き換えることが、我々学芸員や研究者の重要な仕事でありますが、紙面やパソコンの画像で見て良さが分かるなら、展覧会をやる意味も無いわけで。
百聞は一見にしかず。お待ちしております。
世間は連休最終日・・・連日出勤してるtake4は、何曜日かも判然としませんが(泣)。
その最たるものが、こちら。良寛さんを知る誰もがイメージするであろう2つの資料を会場の冒頭に展示しています。
可愛らしい手まり(右)とひび割れた鉢の子(左)。いずれも良寛遺愛の品として、それぞれ新潟の旧家に伝来してきたものです。
特に手まりは、良寛イメージを象るうえで決定的なものですよね。新潟にはいくつか実際に良寛が使ったとされる手まりが残っていますが、今回お借りしたのは、シンプルな模様や糸のほつれ具合にとても味わいがあって、リアルな雰囲気がプンプンしてきます。直径8センチほどの小さな小さな手まり。江戸時代の遊びまりは、このサイズなんだそうです。中にゼンマイの綿を詰めてあって、それでよく弾むということです。思い浮かぶのはこの有名な歌。
霞たつ ながき春日を こどもらと 手まりつきつつ この日暮らしつ
一方の鉢の子は、その名の通り木鉢です。正確には「応量器(おうりょうき)」と言うものですが、つまり托鉢の際に持ち歩く鉢です。表面には黒漆が塗られていますが、大きく亀裂が入り、漆もだいぶん剥げてしまっています。良寛さんはどこの寺にも属さず、托鉢僧として一生を貫いた人。この鉢の子を見ていると、その清貧の人生の全てが凝縮されているように感じて、胸がじんわり熱くなります。鉢の子を詠んだ歌としてはこんなのが知られています。
春の野に 菫(すみれ)摘みつつ 鉢の子を 忘れてぞ来し あはれ鉢の子
肌身離さず持ち歩いていたことがよく分かる歌ですが、その大事な鉢の子を忘れて帰ってしまうほど花摘みに夢中になってしまうところが何より良寛さんらしいですよね。
会場は、まずこれらに迎えられてから、書の世界へと進んでいきます。これ以外にもいくつか仕掛けがありますが、あとは来られてからのお楽しみ・・・ということで、ここまで。
展覧会とは一つの物語です。よってストーリーテリングや演出が大事になります。もちろん素晴らしい美術品は、そのモノ自体が圧倒的なオーラを放っている訳ですが、学芸員としては、蛇足とは思いつつも、皆その魅力をさらに何割か増しにしたいと考えます。そこが腕の見せ所であり、展覧会の根幹を支える部分だと思います。
会場で、「良寛さんの気配」を感じていただければ、何よりです。
薔薇展は残り10日あまり、良寛展はぼちぼち折り返し・・・というところですが、夏の展覧会の準備のノロシも上がり始めています。
そんな2人の周辺には、すでに広がるタツノコワールド。2人とも名札のストラップがハッチになってます。
yukinkoさんの机上はすでに埋め尽くされるように数々のグッズが・・・。先日まで偶然近くのデパートにタツノコグッズショップが特設されていたのですが、j.b.&yukinko両氏は早速赴いて、資料やグッズを仕入れてきたようです(yukinkoさん曰く「スイッチが入っちゃったんだもん★(輝く眼)」)。さすがは、何事も最初は形から入りたい(←怒られるぞ)yukinkoさん・・・いつもながら感服(すでにガイドボランティアスタッフさんたちとの連絡用に「ドロンボー銀行券」(メモ用紙)を使っているとのウワサも)。
そんな盛り上がりをtake4も見て見ぬフリ・・・出来るはずもなく、yukinkoさんに連れられ、グッズを買ってきてしまいました(しっかりヤッターマンのストラップ→)。うーん、おそるべしタツノコプロ。おそるべしyukinko。
夏男(7月生まれ)のtake4は、ほぼ毎年のように夏の展覧会を担当していたのですが、今年は久々に静観できるかも・・・と思っていたけれど、何だかんだ言って、結局面白そうなところに流されていく我が身は止められず。このままだと、あれこれ手伝ってしまうハメになるのでしょう・・・とほほ。でも楽しむための努力は惜しんではいけません!
展覧会は、夏休みにあわせてご家族で楽しんでもらえる内容になると思います。乞うご期待!
以上、準備に忙しい両氏に代わり、影のメンバー(予定)take4が速報いたしました。
薔薇空間展(~5/17)に合わせて美術館中庭で開催してきました、ローズ・ガーデンも今日・明日の2日で最後です。今回は、気候が暖かくなったこともあり、花が一層見事に咲いています!
今日は17時から、良寛展の関連事業として愛媛県出身の劇作家・早坂暁さんの記念講演会を開催しました。会場は、美術館に向かい合わせて建つ松山市民会館中ホール。 定員500席の会場です。
リハーサル中の会場。 こんなホールです。かなり広いです。
遅めの開始時間にも関わらず、ご覧の通り、大入り!ありがとうございます(涙)
take4です。Copyright © 2004 - 2008 The Museum of Art, EHIME (JAPAN) All Rights Reserved.