えにし
あ!碧也(あおまた)ぴんく先生からだ。
少女漫画にお詳しい方は当然のことながら、去年開催した「八犬伝の世界展」をご覧になられた方、そしてその際のブログ記事を読まれた方(こちらとかこちらとか)なら、もうお分かりですね。
展覧会では、先生が長期連載された漫画「八犬伝」(1990~2002年)を取り上げ、NHKの人形劇(1973-75年)や角川映画(1983年)と並んで現代の八犬伝関連創作物を代表する作品として位置づけさせていただきました。貴重な原画類をたくさんご出品くださり、さらには図録用に特別に描き下ろしイラスト&コメントまでお願いするなど、多大なご協力を頂戴しました。
今回送っていただいたのは、現在連載中の「デアマンテ」と「天下一!!」という2つの最新刊。「デアマンテ」は江戸後期の長崎の遊郭を、「天下一!!」は戦国武将・織田信長の周辺を舞台にした、いずれも先生ならではの歴史モノ。「天下一!!」のほうは、記念すべきコミック第1巻です。
実を言うと、展覧会終了後も、先生とのお付き合いは続いています。
八犬伝展に続いて、昨秋に開催した「ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術展」も、お忙しい中、見に来てくださったのですが、その時、ちょうど先生は「天下一!!」の連載が始まった直後で、いろいろと取材を重ねられていた頃。
「天下一!!」では、信長が建てた安土城についても当然描かれる展開。でも、築城間もなく焼失してしまった安土城の本来の姿については、いくつかの説があります。先生もあれこれ調べられる中で、苦労なされたご様子。
実は、偶然にもtake4のもともとの専門分野は、安土城の襖絵を描いた狩野永徳(1543-90)をはじめとする桃山時代の絵画。去年の春に、八犬伝の出品交渉で初めて先生とお会いした時に、そのことはすでにお話済みでした。ということで、八犬伝の時とは逆に、今度はtake4がご協力する立場に・・・まさかこういう展開になるとは。ベルリン展観覧後、併せて安土城の内装についての取材をみっちりとお受けしました(先生のブログにもこの時の話が書かれています)。
で、その「天下一!!」第1巻のあとがきにはサプライズ?が。
何と、協力者としてtake4の名が挙げられているではあーりませんか!は、はずかしい・・・。
例えば他館の展覧会に対しての協力や貸し出し対応などで、図録に名前が載ることはままあれど、今をときめく少女漫画に名が載るなんて・・・何だか不思議な気分ですが、図録に載るよりも誇らしかったりして(*^0^*)
早速、先生にお礼と「ブログに書いてもいいですか?」のメールをすると、即了解。
もちろん、取材は至ってマジメにお受けしたので、やましい事は一切ありませんよ!
まさに「縁は異なもの」。
一期一会が基本の展覧会事業。でも、中にはこうして思いもよらぬ繋がりが生まれることがあります。
八犬伝展は、信じられない苦労の連続だったのですが、思い返せば、「奇跡」とは言わないまでも、不思議な出来事がいくつかありました。あれから早1年がたとうとしていますが、ぴんく先生との出会いも、その一つと信じています。
「デアマンテ」「天下一!!」ともに、とても素敵なお話ですので、ぜひ、ご一読くださいませ!

チーム・タツノコのテンションが徐々にアガッてきているようですね。
この旅行には、毎回必ず普及係長が同行しておりますが、何せこのような大所帯なので、我々学芸員からも、選抜部隊(?)が何人かご一緒する場合もあります。



そして午後。最後の締めくくりは、こちら木村家です。
take4です。

前後しますが、このお宅へ向かう途中に、良寛さんが木村家に身を寄せる前の10年間を暮らした草庵がその境内に建っている(後世の復元です)乙子(おとご)神社があるので、この目で見ておこうと思い、ちょっと寄り道。


