愛媛県美術館のブログ

愛媛県美術館の日々の活動をちょっとずつ書き込んでいます。 美術館の事業準備状況、イベント報告、ある日の出来事などなど、美術館の活動を垣間見ていただけるように頑張ります。

2009年9月30日水曜日

雨ニモ負ケズ

9月も今日で終わりですね・・・夏は往く。そして秋が来る。
新しい企画展「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」の一般公開を明日に控え、今日は関係者の方々をご招待しての開展式&特別鑑賞会を行いました。

ピカソを初めとする20世紀絵画の名品60点をお貸しくださったドイツのルートヴィヒ美術館からもお二人がご出席くださいました。

テープカットの後は、鑑賞会へ。生憎の雨にも関わらず、大勢の皆様がお越しくださいました。
明日からいよいよ一般公開!お待たせしました。
「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」は、11月8日(日)までの開催です。芸術の秋らしい、良質な西洋絵画の世界をご堪能あれ。

2009年9月22日火曜日

もう一度聴きたい!(前編)

 yukinkoです。先々週からお伝えしていた「図録原稿書きレース?!」のその後の熾烈なビリ争いから、本日やっとこさ抜け出し、オニの編集長j.bさんに最後の原稿を提出し終えました。(離脱した戦線には未だ泣きそうな姿のtake4さんが見えます・・・でも振り返りません!振り返ってはいけない!がんばれ!残っている人たち!)
 さて、実はyukinko、先週の9月18日(金)、母校である愛媛県立伊予高等学校の図書委員のみなさんに招かれて、な~ん と文化祭のプチ講演会で対話型鑑賞法を使ってのギャラリートークをしてきました。母校に行くのはなんと20年ぶり!
 トーク前日の17日の午後、会場準備のお手伝いのため、伊予高校図書館に赴いたyukinkoを出迎えてくれたのは、とっても爽やかな、高校生の笑顔でした(うれしかったです!本当に!眩しくてクラクラきました。やはり年をとっていますねえ、う~ん。若い人に優しくされると何だかうれしいです)。下の写真は図書委員のみなさんが一生懸命セッティング、私も画像チェックや、光の具合等、トーク本番に向けての準備を行った会場の図書室の様子です。

 実はyukinko、今でも時々高校時代の夢を見ることがあります。それは、数学の授業を怠けて単位を落とし、結果高校を卒業できませ~ン、という冷や汗モノの夢(最後はガバっと飛び起きて、「あっはっは~な~んだ卒業してます~!」でジ・エンド)なのですが・笑。しかし、20年ぶりに訪れた母校は校舎も図書室の様子もちっとも変わっておらず(ここで放課後、友達とよく自習していました。理由は“冷暖房がしっかり完備されていたから”です!)何故かうれしくなりました。「あ、あの校舎、夢にも出てきた」などと、時々変な感慨にもふけりながら、しみじみとひさしぶりの母校を歩きました・・・。
 もう一枚、会場の写真をパチリ。写真右手にスクリーンが見えますが、本番当日はここの視点に立って、高校生のみなさんと作品をめぐるディスカッションを行いました。高校生とはこの2月にも教室でトークを行いましたが、今回はまたギャラリーの様子も作品も違います。高まる緊張に、頭はだんだん真っ白、心拍数も上がり始めました。うわ~、どうしよう! さて、当日はどうなったのでしょう~か~?では、また、この続きは後編で!!! 

2009年9月20日日曜日

綱渡る連休

世間は、シルバーウィークの真っ只中。お天気もいいし、絶好の行楽日和。
でも、当然美術館はいつも通り開館してます・・・ので、大勢の職員は普通に出勤しています。

私take4、この1週間は常設展示替やらワークショップの打ち合わせやらで全く休めなかったので、今日は久々のお休みのはず・・・でしたが、「円空・木喰展」のポスター、チラシ作成の作業が大詰めを迎えているので、結局出勤。

しかしっ、大きなネックなのがこの5連休!!!
そうです。世間は花の連休ですから、印刷会社さんもこの間、ほぼお休み。
もろもろの事情により、校正が当初の予定より数日遅れ気味・・・これを少しでも取り戻したいのに、さらにこのタイムロスは痛すぎる!(当初はそれを踏まえて、ちょっと早めに動いていたはずなのに、数日遅れたせいが、バッチリとこの連休に重なってしまった訳です)

話はややさかのぼって、連休に入る前日。恐る恐る印刷会社の担当者さんに電話し、
「土曜か日曜にはデータお渡しできそうなんですけど・・・大丈夫すかねぇ(ダメもとで聞いてみる)」。
「・・・分かりました。日曜でも取りに行きますから」
「あ、あ、ありがとうございますーー!」
デザイナーさんのほうも、月曜からはお出かけのご予定があるので、何としても日曜中にはデータを固めて渡さないといけません。

で、その日曜(つまり今日)。
朝、メールを開くと、デザイナーさんから、昨日返した校正の直しが。しかも明け方4時に送ってくださってる。す、スイマセン・・・。
午前中に別の用件を済ませて、昼イチで校正紙一式を手に、直接デザイナーさん宅へ押しかけ、最後の詰め(上の写真です)。ギリギリまでレイアウトや文字データの手直しをして・・・17時、印刷会社さんへ何とか無事にデータが渡りました。
ああああ・・・よかった(ToT)。一気に脱力。

この後、順調に行けば、連休明けには最終の文字校正と色校正を経て、印刷そして納品となります。あと少しだ。
展覧会には、本当に大勢の人たちの手が関わっています。
あれやこれやとアイデアを練るのも苦労には違いないですが、それを形にするのはもっとオオゴトです。
改めてそれを実感した(思い知らされた)連休なのでした。

2009年9月18日金曜日

素晴らしき道具の世界

ポスター・チラシの作成に続いて、「円空・木喰展」に向けての準備が、本格的に動きはじめてきました。
会期中の関連イベントの一つとして、木彫ワークショップを開催することになり、今日はその最初の打ち合わせのため、講師をお願いする県内の木彫作家さんのお宅へ、take4とa-tashiさんとでお伺いしてきました。
a-tashiさんとyukinkoさんは、展覧会自体のサブ担当でもありますが、何を隠そうa-tashiさんは、大学時代に石彫を専攻していたという経緯もあって、このワークショップ担当になってもらいました。

講師の先生は、主に仏像彫刻を手がけられている方。「私のは遊びですよ」と終始謙遜されていましたが、弟さんが京都で仏師をされていることもあって、本格派。お宅の応接間には、所狭しと有名な仏像の模作や習作が並んでいました。
こちらの趣旨をお伝えし、ワークショップの内容や材料等について打ち合わせ。非常に穏やかなお方で、こちらの意図も汲んでいただき、方向性は比較的スムーズに決まりました。
本来、木彫などの立体の製作はきっちり作りこんで行こうと思うとかなりの時間を要します(特に仏像ともなると、いろいろ姿形に決まりごとも多いのでなおさら)。今回は半日(4時間程度)の限られた時間での作業。その中である程度の体験や成果が得られるようにするには、いろいろ工夫が必要ですが、こちらとしては、普段は鑑賞するだけで、いざ自分でやってみると意外と(否、かなり)難しい、「立体」というものの造形感覚(失敗も含め、その過程を楽しむ)をつかんでいただければ、まず幸い。さらにそれが仏像も含めた立体芸術の鑑賞の仕方にも発展していけば、なおウレシ。今回のワークショップはそういう目的で実施したいと思っています。
もう少し練った上で、実施の日時や要項については、チラシやこのホームページ等でお知らせしますので、ぜひご参加ください。

お話の合間に、先生のお仕事場と愛用の道具を見せていただきました。この道具が・・・超スゴイ!!!
ノミ、小刀、チョウナなど(いわゆる「大工道具」の類ですね)、その数と種類の膨大なことといったら。綺麗に引き出しに道具や大きさの別に整理分類されていました。
take4もa-tashiさんも、嬉々として一つ一つの道具に感心感動。
お聞きすれば、すべてご自身の手作りとのこと。既成のものも、必ずご自分で使いやすいように改良されているそうです。やはり良い道具あっての良い作業。特に仏像彫刻のような繊細な仕上げを要する作業ならばなおさらですよね。

中でも2人が最も興奮したのが、コレ。
何だと思います?これ全部カンナですよ。しかも、いずれも全長数センチほどのミニチュアカンナ!!

よく見れば一つ一つ形状も違う。仏像の手や表面の仕上げに使うのだそうです。2人揃って「カワイイ!!」と叫んでしまったとともに、大工道具の奥深さを知りました。

なお写真にはありませんが、これとは正反対に、長さ数十センチ、重さ100キロという巨大カンナも見せていただきました。大きな柱を挽くのに使うということですが、先生はこのカンナ作りに関しては、日本では右に出る者がいない腕前だそうで、毎年、全国大会(大きなカンナでいかに薄く削れるかを競う)にも参加されているのだそうです。薄く薄く挽くために、はみ出す刃先の長さは8ミクロン(そして削り木屑の薄さは、な、な、何と3ミクロン=サランラップの4分の1の薄さとか・・・)に調整するんですって!!少しでも刃先が平行でないと、均一に削れませんので、砥ぎには何時間も掛けられるそう。

マクロとミクロ、宇宙全体と顕微鏡レベルとがシンクロしたような深遠な世界。いやはや、カンナの魅力に2人ともやられてしまいました・・・。いくら科学や機械技術が進歩したところで、こういう人間の才能・感覚は失われてはいけない(失われない)と思います。帰りの道中、「次はミニカンナ作り、もしくは巨大カンナの実演ワークショップがやりたいー!!」と盛り上がったのでした。

2009年9月17日木曜日

秋のよそおい

明日から、常設展示(所蔵品展)のよそおいが新たになります。
所蔵品選図録入稿も束の間(まだ未提出の門限破りも一部おりますが)、月曜から今日まで丸4日間、学芸スタッフ総出で展示替えを行っていました。
秋らしくしっとりとした、でも見応え十分の内容ですよ。









●常設展示室1・2(日本画・洋画)
いとなみの風景―生活を描く―
武智光春コレクション 福田平八郎 秋の風物

●常設展示室2(西洋美術)
海外の名作 モネ、ルドン、マリーニほか






●常設展示室3(日本画・洋画・現代美術)
作家のまなざし―移りゆく世界を描く―




●特別展示室
種田山頭火―その句と書―





「いとなみの風景」では、日本画・洋画というジャンルや古美術・近現代という時代区分も取り払って、「日々の身近な生活」をテーマにした作品でまとめてみました。普段は展示の機会が少ない蔵出し(?)作品も多く登場してます。take4とboxyさん合同企画の入魂の展示であります。

放浪の俳人・種田山頭火(1882-1940)の特集展示は、このたび寄託を受けた貴重な作品・資料群で、毎年山頭火ゆかりの地(松山は山頭火が亡くなった地)で開催される「全国山頭火フォーラム」(10/10-12)に併せて紹介するものです。

いよいよ芸術の秋到来!土曜日からは「シルバーウィーク」もはじまります。
次回企画展「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」の開幕(10/1~)は、もうしばしのお待ちを・・・なのですが、一足先に所蔵品展で秋を感じにいらしてください。

2009年9月10日木曜日

真剣(マジ)なひとびと

 yukinkoです。今日も今日とて学芸課は原稿執筆(新・収蔵品図録)の嵐が吹き荒れています・・・。え?なぜって?!なぜって、それは~もうすぐ締め切り日(13日)が迫っているからなのです(泣)。

 まずは、a-tashiさんから。結構これまで順調に進んできたのに、ここにきて・・・(ある執筆作品の)データが殆どぬゎい!ことが判明。しかし本日中にはひとつは書き上げたい!
 と、いうことで午前中は書庫にて必死で資料を調べ上げ・・・もう、あとチョットーイ!の勢いでいつになく(いえ、いつもですが)マジな姿で取り組んでいます。 続いてお次のショットは、書き上げた原稿にいちいち一人ボケ・ツッコミを入れながら原稿チェックをしているyukinko(右)と、じっくりと、でもサクサク!確実に!執筆を進めるtsubameさん(左)の姿です。横でモソモソ言いながら執筆しているyukinkoが五月蠅いかな~と(後で)気がついたのですが、tsubameさんは集中する時は周りの音が消えるみたいなので、ま、いっか。
 しかし二人とも、折り返し地点は無事通過!と、いうことであとは(後まわしにしてるもの程、やっかいなのですが)ゴールに向かってラストスパート!!!  そしてこちらでは姿勢も正しく、boxyさんがシャキーン!と執筆を進めています。(yukinkoと違って、boxyさんの辞書に“締切り破り”“遅筆”という文字はあまりない・・・デス)
 ご紹介した様子は本日の事務室の様子ですが、この他にも研究室(tさん)、南館(miさん)、県庁(kさん)、自宅(本日は休日ですが、j.bさんは恐らく、多分、いえほぼ間違いなく!自宅で執筆中・・・)の各場所でみんな黙々と原稿と向き合っている(ハズ)です・・・。
 と、ここで、(忘れてた訳ではありません)もう一人!

・・・愛媛県美きっての名(迷)ブロガー、パソコンの前で頭を抱えるtake4さんの姿です。何か悩んでおります。いったいどうしたんでしょう?大丈夫?原稿がちっとも進まないのでしょうか?でも、ゴメン、助ける余裕は今ないの、と、思いきや!
 いつも仕事はメリハリ重視のtake4さん。聞けば本日分の原稿執筆はすでに午前中にサッパリ!と完了済(うらやましい・・・)。と、いうわけで午後からは次々回展覧会「円空・木喰展」の展示図面作成に取り組み始めたと・こ・ろ・ら・し・い・の・で・す・が、・・・先日、現場で確認してきた作品の大きさを考えながらの図面引きに結構、悪戦苦闘の様子です。
 あっちを動かせば、こっちが立たず・・・今度はこっちを動かせば・・・と、パソコン上に写る会場図面は、私が見てもすでに混乱状態。「う~ん。どうしたらいいのか、わからない」といつになく泣きが入る場面も。でも、次の瞬間、また前を向いてがんばるtake4さんなのでした・・・。
 と、いうことで原稿締め切りまであと3日!(まだ3日もある!)みんな、みんながんばりま~す!!!

2009年9月8日火曜日

カチカチ山

 yukinkoです。本日は休館日ですが、南館ギャラリーの貸出対応※のためもうひとりの相方(今回はtake4さん)と朝から事務所に詰めています。(※通称「月曜当番」といいます。各職員にひと月~ふた月に一回程度の割合で当番が廻ってきます)
 さて、先日の糖分補給もどこへやら・・・実は私、今ちょっと焦っています。 と、いうのも今年度中に発行予定の「新・収蔵品図録」の原稿締め切りが、この13日に迫っているからなのです~。下の写真では(写真なので)ちょっと澄ましていますが、ホントのところはもうお尻ボウボウです! (汗)

 作品解説やコラム等の執筆は学芸員全員に割りふられています。と、いうことで当然take4さんにも締め切りの期日は迫っているハズなのですが、展覧会の準備(下の写真はデザイナーさんと「円空・木喰展」のポスター案打合わせ中のtake4さんです)や、なんやかやで更にボウボウ度が増している模様・・・。  そしてここにもボウボウの人が・・・。新館では原稿書きもさることながら、次々回展覧会やもろもろの準備のため休日返上で出てきているj.bさんの姿がありました。
  と、いうことで新・収蔵品図録の作成に向けて、皆着々とがんばっています。完成をお楽しみに~!!

2009年9月5日土曜日

Are you ready?

 yukinkoです。先日のtake4さんからのレポートにもあったとおり、タツノコプロ展の関連プログラムが去る8月29日をもって、とりあえずのフィナーレを迎えました。そして毎年、夏の恒例になっている指令書プログラム「たんけん!はっけん!~」もこの日が最終日。泣いても笑ってもホントに今年はもうこれっきり!とあって、担当スタッフの面々にも俄然気合が入ります。
 毎年、夏の展覧会に併せて実施されるこのプログラム。今年も展示室でたくさんの出会いと対話が生まれました。タツノコ作品について、たくさんの熱い想いを聞かせて頂いた参加者のみなさん、本当にありがとうございました。・・・でも、来年はもっと、アツクなりますよ~フ・フ・フ(予告)



 
さて、夏のミッションも一段落ついたところで、私yukinkoも昨日のtake4さん同様、先週~今週始めにかけて広島、岡山、東京に赴き、教育普及担当学芸員としていろいろと考えさせられる展示やプログラムとの出会いがありました・・・。
 しかし!ひさびさに訪れた東京では夏の睡眠不足と歩き過ぎがたたって疲れ果て~~ついには、最後に入った某国立博物館でゆきだおれ・・・じゃなくて、展示を見るよりも真っ先に館内の甘味処・○○屋さん超おススメ!の『特大あんみつセット』に直行してしまいました。(しかし・・・美味しかったです(泣)。エンプティランプ点灯、ガス欠寸前の頭に特大あんこがじわわ~んと染み渡りました。疲れた時には、やっぱり糖分補給です!!)
 と、そんなこんなで夏の疲れもアラサッサーと吹き飛ばし(タツノコ展はまだまだ13日までやってますよ~。お忘れなく!)、糖分、いや充電満タンで戻ってきたyukinkoを待ち受けていた次のミッションは・・・
来る10月1日から始まる次回展覧会『ルートヴィヒ美術館所蔵 ピカソと20世紀美術の巨匠たち展』で毎週末土曜日に実施される対話型鑑賞プログラム「ルートヴィヒ美術館にようこそ!」のトーク準備です。実は明日の午前10時から、展覧会担当学芸員Tさんとともにトークを担当する作品ガイドスタッフへの研修がスタートします。(上の写真はトーク候補の作品の数々です。)今回は面白い作品が目白押しで、トークの対象となる6作品を決めるのに随分悩みましたが、(プログラムは6日間の実施で一日一作品のみなのです)いよいよ本番に向けての取り組みが始まります!

 そして次回展覧会が始まると私yukinkoも、作品ガイドスタッフとともに学校団体へのトークを担当します。と、いうことで本日よりトーク予定作品(イメージ資料)を片手に、早速展示室で仕込み(トークの準備)開始。さあさあ次の展覧会がやってきますよ~。お楽しみに!

2009年9月3日木曜日

一目会ったその日から

9月になりました。
今年も、えっ・・・あと4ヶ月!?
日中はまだまだ蒸し暑いですが、朝晩は秋の気配もちらほらと。
季節は確実に進んでいるようです。

さて。
昨日・今日の2日間、take4は広島へと出張に行ってきました。
ここですでに告知している「円空・木喰展」(12月12日~1月24日)は、いよいよ第1会場が明日から開幕します。
そこで、展示方法(作品の固定の仕方など)の確認や、愛媛での会場構成の参考にするため、展示作業を見学させていただいてきました。

第1会場の、こちら奥田元宋・小由女美術館
広島市内から車で1時間ほど内陸に入った三次市にあります。
開館してまだ3年の広々とした美しい美術館です。
満月の日は、夜9時まで開館延長しています。館内には観月台ならぬ観月ロビーが設けられ、幻想的なお月見が出来るそうです。


さて。展示方法の確認はもちろん大事なポイントですが、それより何よりこの眼で見ておきたかったのは「作品の大きさ」。やはり立体作品の場合、平面作品(絵画)とは違って、机上あるいは脳内だけでシュミレーションするのには限界があります。「これくらいだろう」と大きさをイメージしていても、実際に現物を見ると、全然印象が異なっていたり・・・。

今回は、木喰仏に関しては大きさが大体均一なのに比べて、円空仏は像高2メートルを超える巨大なものから、数~数十センチのいわゆる「木端仏(こっぱぶつ。※上の写真)」まで形状も様々。あと、意外と盲点なのが作品の奥行き(厚み)。展示用の台(お像を載せる舞台)を作成する際に、作品を安全に展示する(転倒・接触防止)ためには、この台を十分な大きさで作っておく必要がありますからね。その辺りもよーく実測させてもらい、イメトレ。

てなわけで、十分すぎるくらい十二分に作業を見学させていただき、みっちりメモ&写真&頭にそれぞれの像の形状・大きさを叩き込んで帰ってきました。案の定、あらかじめ(それなりに時間を掛けて・・・)作っていた会場レイアウトは、大幅に変更の必要が・・・。うう~~ん、いつもは絵画に慣れてるので、いざこういう時には相当に苦労します。

あ、そうだ。印刷物(ポスター、チラシ)のデザイン案も、3パターンほどデザイナーさんから上がってきました。おおおっ、どれもカッチョエーぞ!でも詳しくは、まだもう少しヒ・ミ・ツ❤今月末には完成の予定です。

このデザイナーさん、もう長年のお付き合いの信頼のもと、いつもこちらの予想を良い意味で裏切ってくれるデザインを考えてくださいます。これに引っ張られるようにして、展示構成に悩める時に、何度奮起させられたことか。今回も早速壁に貼って、毎日眺め倒して気合を入れようと思ってます!

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