二つの自然を考える♪
先の先の(遅くなってしまいました。_。)日曜日に開催されたワークショップ報告を遅ればせながらa-tashiがお伝えします。
『ミルコトカラハジマル』のワークショップ第一弾は、常設展示室3の右側の壁面一面をドローイングで埋め尽くした作品を展示されている真鍋 武さんの「アートで確認《私と自然の関係》-二つの自然を大切に-」でした。10時~15時半までという長い?短い?ワークショップでしたが、予定人数を超える13名の方が参加して開催することができました。(ありがとうございました。)
朝からの講座ということで、展示室で『アートのタネ』を入手してきた方たちも多く、みなさん見せあいこをされたりと和気あいあいで始まったこのワークショップ。
始まってすぐにB5程度の画用紙が配られ、人数分の葉っぱが卓上に並べられます。「ウォーミングアップに、10分間で、一回り大きな葉を描きましょう。」との真鍋さんの掛け声で、紙と葉を見比べながら熱心に描くという形で静かに講座が始まりました。
皆さんは、スケッチすることって最近ありますか? 普通の生活ではスケッチすることも少なくなっているかもしれませんね。a-tashiも美術系の学校出身ですが、現在鉛筆を握ることすら・・・。
展示している作品で、お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、真鍋さんは毎日ドローイングを続けていらっしゃるとのこと。真鍋さんの普段の制作を想像しながら描く講座になりそうです。
そうこうしているうちに、2枚目の紙が配られ、またまた葉っぱを描くことに。ですが、「中心を見つけ、放射線状に徐々に描いてみましょう」と課題が足されました。葉っぱだと、輪郭を描いたり、センターの葉
出来あがってみると、雰囲気の全く異なる作品が!
ちょっと着眼点を変えることで、戸惑いもあり描き難さを感じたでしょうが 新たな発見も見出したようでした。
「ウォーミングアップはできましたか?」との真鍋さんの問いかけとともに、お次は、黄色い布と少し大き目の画用紙。そして、子ども用のスニーカーやわらじが配られました。
一度鉛筆の先を画用紙から離すと分からなくなるので、大きな輪郭をとってから描き始めるのではなく、2度目に葉を描いた時のように(一筆書きのように)、描き進めることになりました。
画用紙からはみ出ないように気を使ったからか、少し小さめに描いた方が多かったです。また、一筆線で靴やわらじを描くのが難しいようで、何度か鉛筆が離れたようです。でも、見えていないので、少しずつずれていき、3D画像のような面白い絵が出来上がりました。 でも、わらじを描いているとか、スニーカーを描いた!と解るのです。 この描き方、是非皆さんも試してみてください!
とっても、真剣に描いているので、アトリエの中は、しーんと静まりかえっているのですが、慣れない描き方に、楽しさが滲んで?皆さん口元が緩んでいましたよ!
お次はなにをするの???と参加者も乗ってきたところ、期待に応え、たくさんの色鉛筆とともに、中身
ここでの約束は、中身を見ない! ナイロンの外側から形を探らない
開いているところから手をつっこんで手探りにより、中にあるモノの形をグループで相談しながら一つの絵に仕上げる。。というもの。最初はこわごわ手を入れていた参加者も、中身がぬいぐるみらしきもの?!と解り、手触りや形の報告に余念がなくなりました。手足らしきものや羽のような形から、徐々に形を想像して確認していっています。タグや縫い取りの方法までも話し合っています。さてさて、何が入っているのでしょう?
それぞれグループ毎に異なるものが入っているようです。蛙か亀かと悩みながらも緑や茶系で色を塗っていたグループ。最後に出来上がった作品を見せて、どこが特徴的だったか、題名はこうしたと代表者の説明の後、黒いナイロン袋から取り出してみれば・・・・。結構合っているではないですか?!
グループのみんなも意気投合したところで、午前最後の出題です。
細長いボードを各グループ毎に配り、「好きな色鉛筆で、周囲に1cm程度内側にラインを描いてください。何色(なにいろ)で描いてもいいし、何色(なんしょく)使っても良いですよ。」みなさん、ドキドキしながら、譲り合いながら線を引いています。「では、これから、一人が一本の線を引いて一つの○を描いて、次の人がまた一本の線を引いて、一つの○を描き・・・を繰り返します。線は曲線か直線をグループで決めたら途中で変更はできません。また、丸は塗りつぶしても良いし、塗りつぶさなくても良い。解りましたか?!」
こつを掴んできた方々は、順番が来るまでに色鉛筆を持ってスタンバイ。スッと線を引ける方も居られれば、じっくり悩んで線を引く方も居られ、徐々に色で埋め尽くされるボードは楽しい世界が広がっていました。
本当は、しっかり描き込めば書き込むだけ面白くなってくる描き方とのことですが、今回は時間に制約があり、30分程度で終了。(グループの代表が持ち帰り、自宅で楽しんだそうです。最終日に持ってきて見せてくれたら嬉しいなぁ~。読んでくれていることを期待して。)
楽しい昼食の後は、着込んで館外に出かけることにしました。
愛媛を離れて久しい真鍋さんですが、展示作業の合間にお城山に登って来られ、ここぞ!というところを見つけてきてくれていました。
午前中をかけて、自分が意識していると思っているもの、またそれを引き出すこと=無意識で描くことの難しさ、その試みの一端を追体験した内容でしたが、午後からは、実際の枯れ植物の採取に出かけることになります。
この冬の時期、植物なんて余りないんじゃない?!と思い勝ちなのですが、、、、良く見れば枯れ草の中に、愛らしい姿を発見するのです。しかも、大勢が通っている道なのに、次々と発見できるのです。
出来上がった植物標本は、お気に入りは参加者が持ち帰り、半分は美術館の真鍋さんの作品のとなりに飾ることになり、みんなで飾ることも行いました。
一つ一つナイロン袋に入れられて、まじまじと見つめてみると、思いもかけない可愛らしさや不思議なまでの美しさを実感させられます。
皆さんも散歩などの道すがら、ちょっと目を止めてみては如何でしょうか? また、手近な紙に鉛筆を持ち、動かしてみては如何でしょうか? 思いもかけない形が生まれるかも知れません。

講師は、県内今治市在住の木彫作家・柚山潤一先生。





